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スターウォーズ フォースの覚醒 『スノークの言う修行の完成とは?』ネタバレ注意!深読み考察。

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 スターウォーズ エピソード7 フォースの覚醒のネタバレ記事です。

未見の方はご注意ください。

修行の完成とは

 

 カイロレンのダークサイド転向は不完全?

今作でフォースに目覚めたレイに負けたカイロレン。

スノークはハックス将軍にカイロレンを自身の元に連れてくるよう指示を出しました。

その際に「修行を完成させる時が来た」と最後に言い放ちます。

以前の考察でも触れたようにカイロレンはダークサイドとしてかなり不完全な力の持ち主でした。十字ライトセーバーやブラスターをフォースの力で止めたりする力には目新しさがありましたが、負傷していたとしてもフォースに目覚めたばかりのレイにあれだけ圧倒されたのは彼の修行が未完成だったということの現れだと考えられます。

逆にジェダイの修行とはどいうものなのでしょう。

ジェダイの場合、ジェダイとしての素質がある子供がパダワンとしてジェダイオーダーで訓練を積み始めます。その後、特定の年齢に達した パダワンはジェダイナイトやマスターに師事して一対一で指導を受け、「トライアル」に合格することで一人前のジェダイナイトになることが出来るようです。

また、その訓練の一環として自分専用のライトセーバーの制作をすることが通過儀礼の一つとされています。

ではシスは? 

ジェダイとシスでは修行の流れも、あり方も異なるかとは思われますが、共通しているのが師匠と弟子の関係です。ジェダイマスターはパダワンに一対一の指導を行いますが基本的にシスの暗黒卿もシスによる内紛を未然に防ぐため、一師一弟子と呼ばれる掟をつくり、同時期に存在するシスの人数はふたり(師匠と弟子)までと定められているとされています。

しかし、ジェダイのような「トライアル」があるかどうかの存在は明らかになっていないため、何がダークサイドの修行の修了となるかも判明していません。

ダースベイダーはどうだった? 

EP3でアナキンがダースベイダーへと変貌した経緯を簡単にまとめると

①愛する妻アミダラが出産時に命を落としてしまう悪夢を見る

②ジェダイ評議会への不信感(自身をマスターとして認めず、パルパティーンを監視するよう指示された)

③死を免れる技術はシスにあってジェダイにはないというパルパティーンのそそのかし

④シディアスを守るために、メイスウインドウに切りかかり、それが原因となってウインドウを死なせてしまう。

⑤ジェダイテンプルのジェダイ、幼いパダワンをも皆殺しにする。

⑥怒りに任せ妻の首をフォースで絞める。

⑦父のように兄のように慕ったオビワンと死闘を繰り広げる

その中で、ダークサイド堕ちの決定打となったのは④の時点かと思われます。

ここでシディアスから「ダース・ヴェイダー」というシスの暗黒卿としての名前を授かります。ただ、やはりアナキンがダークサイドに堕ちた経緯の中でもはや引き戻しが効かなくなったのは⑥⑦の愛する人との訣別でしょう。

要は

1、不安定な状態

2、ダークサイドの誘惑

3、愛する人との訣別

の順で堕ちていくのだと考えられます。

そう考えるとカイロレンの場合もルークの修行を受ける中、不安定な状態に陥り、スノークからダークサイドへの誘惑があり、ダークサイドへと堕ちていたが、

家族との繋がりを捨てきれず非情になりきれていなかった。

家族との訣別をする勇気がなかった。

それ故、ハンソロに対して

「(家族への思いを断ち切る)勇気がなかった」

「(家族への思いを断ち切らせてくれて)ありがとう」

という気持ちが言葉の裏にあったのではないかと推察できます。 

結局のところカイロレンはどうなる?

EP8ではシスとして独り立ちし、ダース○○の名前がつくことが予想されます。

また、今作ではスノークのシスの暗黒卿としての名前も明かされていません。

EP8でのカイロレンの再登場、楽しみで仕方ありません!

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