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スターウォーズエピソード9ネタバレ含みます 勝手に補足考察②連続ハイパースペースジャンプの追尾・追記あり

FukaYomiEigaのPonyです。

今回の勝手に補足考察は連続ハイパースペースジャンプについて

以下ネタバレを含みますので未鑑賞の方はご注意ください。

 今作でPonyが一番最初に疑問を持ったのがポー&フィンの操縦するミレニアムファルコンとタイファイターによるチェイスシーン。

ミレニアムファルコンの連続ハイパースペースジャンプ。連続ハイパースペースジャンプ自体が可能か不可能かという話は難しいところなのですが、劇中では機体に高負荷がかかっても成立はしていました。なのでそこは成立する。ということで置いておいてですね。

Ponyが気になったのはそこではなく、

連続ハイパースペースジャンプを追尾するタイファイターについてです。

ここ、Pony的にだいぶ目をパチクリしてしまったのですが、

これファーストオーダーの新技術だとしたら恐ろしすぎません?

もうファーストオーダーに一度見つかったら相手を撃ち落とさない限り逃げる術ないじゃないですか。。

タイファイターって光速ジャンプできるの?

そもそもタイファイターってハイパースペースにジャンプできたっけ?

という疑問を持たれているあなたは旧三部作をしっかり鑑賞していたファンですね。

旧三部作に登場したIn制宙スターファイターはハイパードライブを搭載されておらず、ハイパースペースへのジャンプは出来ません。

が、ファーストオーダーのタイファイターにはfo制宙戦闘機とsf制宙戦闘機があり、

見た目はとても良く似ているのですが、

foの方にはハイパードライブが未搭載

sfの方はハイパードライブが搭載されています。

エピソード7でポーとフィンが脱出に使ったのがsf制宙戦闘機の方ですね。

なので今作でミレニアムファルコンを追ってきたタイファイターはsfの方で間違いないでしょう。

ではなぜ高速ジャンプで追ってこられたのか?

ハイパースぺースジャンプを追跡するということは

記憶に新しいのがエピソード8でのハイパースペーストラッカー。

「ハイパースペースを抜けて追ってきた」
「不可能です」
「ええ。でも来たーー」

レイアとフィン(EP8)

そもそも ハイパースペーストラッキングの技術自体はローグワンの時代に研究されていたものでした。

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これをファーストオーダーのハックスのエンジニアチームが開発したものです。ハックスはそういうとこが評価されて将軍に登り詰めたんだろうな。スノークに無能呼ばわりされてたけど。今回でハックスファン増えただろうな。

ハイパースペース追跡装置

で、sf制宙スターファイターがハイパースペーストラッキング装置を搭載していたと仮定しますと、あのファルコン号との闘いの中でたまたまその場に居た機体が搭載していたとは考えにくいのでおそらく標準装備と考えた方がいいでしょう。EP8で登場したあの追跡装置を。すごい技術革新ですよね。

追記

タイファイターの一隊がファルコンを追い始めたときに、

「Lock on the target」

って先頭のタイファイターパイロットが言うんですよ。

この先頭のタイファイターは一番最初に「壁作戦」でやられちゃうんですけど、

この「ロックオン」が照準のロックオンではなく、ハイパースペース追跡のためのロックオンだった可能性は大いにありそうですね。

さらにパサーナからキジーミへと出発するレイたちをレン騎士団が追跡するシーンがあります。パサーナとキジーミの距離はわからないのですが、ファイナルオーダーによる攻撃開始まで限られた時間しかないことを考えると、ハイパースペースジャンプの描写はなかったですが、キジーミまでハイパースペース航行をしていると考えられます。

そうすると、レン騎士団の船にも追跡装置がついていたっぽいですね。

 

しかしここで1つ問題が。それは30秒という縛り。

「ジャンプしても?」

「30秒後には追いつかれる こっちは燃料切れーー」

「自動追跡・・・ハイパースペース追跡は新技術でも原理は同じ

追跡を担うのは先頭の1隻だけーー」

ローズとフィン(EP8)

そこも技術革新という言葉で片付ければ早いのですが、

EP8ではスターデストロイヤーが担ってた役割機能をタイファイターに搭載し、

さらにジャンプした敵艦とほぼ同時にジャンプして追跡できるようにする。。

ローグワンの時代から30年以上の期間をかけてようやく技術開発できたようなものなのにEP8から数年でそんな技術革新が果たして可能なのでしょうか?

そもそもスターウォーズ世界は技術は衰退していっているはずなのであまり新技術の開発があるのは変な感じもするんですけどね。。

「無粋なブラスターと違い、もっと文化的だったころの繊細な武器だーー」

オビワン(EP4)

まあそんなことを言ったらEP4からEP6でデススターは未完とはいえ連続攻撃が出来るようになったりと、銀河全体で文明は衰退しているものの帝国軍側は例外ってところでしょうね。軍事開発は実際してるわけですから。

ちなみにファーストオーダーの軍事開発については過去記事でも少し触れています。

http://kamonekamone.hateblo.jp/entry/2016/01/12/205912

ディ〇ニーのご都合主義。とかで話を終えるのは簡単ですけども。

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そもそもハイパースペースジャンプとは?

ハイパースペースとは高速もしくはそれ以上の速さで移動することで到達できる別の時空とのこと。

「ハイパースペースはまだか?」

「もうすぐ座標が出る」

「やられちゃうよ」

「そうスイスイといくか計算を間違えれば星に突っ込んで一気に粉々だ」

オビワンとハンソロとルーク(EP4)

ハイパースペースジャンプには精密な計算が必要で、計算なしに突入するとハンソロが言うように星に突っ込んでしまう危険があるとのこと。

そのため、精密な計算をしてジャンプをするか、開拓済みのハイパースペースルートを利用するかのどちらかが通常のハイパースペースジャンプの方法だということです。


 

ただ、あの戦闘のさなか、ハイパースペースルートを探して連続でジャンプしていったとは考えにくいですし、精密な計算をしている描写もありませんでした。

となると、ファルコン号が行っていたのは計算なしのハイパースペースジャンプなわけです。超危険。ポーダメロンはやっぱり頭のネジがだいぶ吹っ飛んでますね。

そうなるとハッキリとしたことは公式で何かしらアナウンスがないと不明ですが、

あのタイファイターたちは追跡装置を使っていたというよりも、ファルコン号がジャンプしたタイミングで自分たちも計算なしでハイパースペースに突っ込んだというのがもしかしたら正しい考えなのかもしれません。

まあそう考えると、ジャンプするタイミングは良くてもジャンプし終わりのタイミングに少しずれがあっただけで着地点が大きくずれてします恐れがあるので実はそれを成立させるのにある程度の技術革新が必要となってくるんですよね。


 

結論

ということで、結論として考えられるのは

EP8のハイパースペーストラッキング装置を全タイファイターが搭載していた

もしくは

無謀なジャンプに無謀なジャンプで付いていく

のどちらかということが予想されます。

追記

日本語字幕では「連続ジャンプ」という表現でしたが、

よくよくその部分を聞くとポーは「light speed skip」と表現していました。

ということは今回の技は連続ジャンプという表現は正しくなく、

本来の目的地までの1回のジャンプを途中で止めて、またスキップというのを4回くりかえしたって可能性も考えられるのかもしれません。

↓こんな感じで

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本来は目的地までの精密な計算をすることで、障害物に当たらないようなルートを通るところを、途中で通常スピードに戻すのを繰り返すため、徐々に計算とずれて危険なルートになってしまったということでしょうかね。

 

何かしら公式で情報が出るといいな。。

それか他に既出の情報で今回の事象が成立する要件ご存知の方いたらお教えください。

 

次回の補足考察は「EP8の最後に出てくる少年、テミリブラッグについて」

を予定しています。

 

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